大正天皇ご即位由来の斎田を守り、大嘗祭由来の文化財を継承する 【悠紀斎田保存事業】
分類
地域
実施団体名
悠紀斎田保存会/悠紀の里サポーター会/斎田ゆかりの地交流会
主な活動場所
六ツ美地域
背景・目的
大正4年11月、大正天皇ご即位の大嘗祭に献上されるお米を作る斎田として岡崎市の南部に位置する六ツ美の地が選ばれました。その後、悠紀斎田献穀の光栄を後世に伝える伝承活動を続け、昭和41年に大嘗祭悠紀斎田(田植唄、踊り、用具、装束一式)が岡崎市無形民族文化財に指定されました。毎年6月に「六ツ美悠紀斎田お田植えまつり」を行っており、平成27年には100周年記念行事が盛大に行われました。歴史的な民族的祭事を、後世まで絶えることなく伝承することを目的とし、保存会を中心に地域の人々の手によって保存されています。
事業内容
- 近隣小中学校や商工会などと連携し、お田植えまつり等の記念行事を実施しています。お田植えでは、大正時代と同じ衣装を身にまとい、お田植唄を唄いながら稲を植えていきます。
- 伝承活動の一環で、地域交流センター六ツ美分館・悠紀の里の中にある歴史民族資料室で、来場者に向けて悠紀斎田の説明ガイドを行っています。
成果・課題
- 町内会などの地域組織と連携することで、地域の伝統行事として100年以上伝承を続けられています。
- 多様性が求められる時代になり、活動の後継者不足やお田植えまつりの踊り手不足が表面化しており、どのようにして伝承していくかが課題になっています。
求めているヒト・モノ・コト
- 悠紀斎田保存事業継続のための後継者
- お田植えまつりの協力者(踊り手・唄い手)
- 歴史民俗資料室でガイドをしてくれるサポーター会の会員