額田の森に思いをはせて 【桜城橋ふき】
分類
地域
実施団体名
あいち橋の会
主な活動場所
桜城橋
背景・目的
2020年3月に岡崎市100周年を契機に「街なかへのお迎え空間」のとして、中心市街地と額田の森を乙川でつなぐ結節点として、新たな賑わいを生み出す“橋上の公園”として、「桜城橋(人のための橋)」が架けられました。この橋上公園をただの橋ではなく、人が集う場所にして自分たちの暮らしをより豊かにするために、まずは橋に愛着を持つことが必要と考え、この活動が始まりました。
事業内容
毎月第4土曜日17時~「桜城橋ふき」を行っています。 乙川の水をバケツで汲み、雑巾やたわしを使い、乙川の上流部・額田のヒノキ材でできた木床版を、裸足になって木のぬくもりを感じながら拭いています。年間を通して実施しています。(※雨天でもやります) 橋を拭いたあと市民が講師となる「橋上教室」を開催するときもあります。
成果・課題
- 橋を拭くと不思議と愛着がわき、参加者の方たちがまちのことを自分ごととして考えられるように意識が変化していくことを実感しました。
- SNSでの情報発信や口コミにより、市外・県外からの参加もあります。開催時を毎月第4土曜日に固定することで、自分の都合のつくときに気軽に参加いただけるようになり、参加してくれる人も増えてきました。
- 競って雑巾がけする小学生、モップがけするシニア、林業関係者、よちよち歩きの幼児まで、いろいろな方が楽しみながら参加してくれるようになりました。
- 自分たちの豊かな暮らしは自分たちで担い、持続的に次の世代へ引き継いでいきたい。より多くの人たちに実感してもらいたい。そういった意味でもっと広く知ってほしいと感じています。
- 主催者の怪我や病気等があったとしても、開催できるような体制づくりが今後の課題です。
求めているヒト・モノ・コト
- 「橋の上は川の上」なので、遠くまで見渡せることができ、さわやかな風が吹き抜ける。都市で生活する、より多くの人たちに、自然や四季の移ろいを感じてほしいし、僕らの橋に、地域に、街に愛着を持ってほしいです。
- 僕らは、山から流れ出る川の水を飲んで暮らしていること、上流の森が適切に管理されることで、自然豊かな乙川が維持されること、生きるための水が安定的に供給されること、災害の発生が抑えられること、そのためには流域に住む人たちの営みが持続的であること、お互いの生活に思いをはせること。すべてのことは決して人ごとなんかでなく、自分の営みに密接に関わっている、当事者であるということを実感してもらいたいです。